小百合「筋トレに励みます」 主演映画「北の桜守」アクションにも期待

 女優の吉永小百合(72)が24日、主演映画「北の桜守」(2018年春公開)のポスタービジュアル解禁に合わせ、コメントを発表した。2月に行った冬編の撮影では、雪が降り積もる北海道で寒さに耐えながら熱演。肉体的な山場は越えたが、春夏編では初体験の劇中劇などのシーンもあるだけに、「ワクワクしています」と身体を鍛え、心を躍らせている。

 この日公開されたポスタービジュアルでは、吉永が、息子役の土屋慶太(10)とともに吹雪の中で必死に前を向く姿が表現された。2月16日から21日まで北海道で行われた冬編の撮影の厳しさがヒシヒシと伝わってくるような1枚だ。

 記念すべき120本目の出演作。冬編の撮影を終えた吉永は、「春夏編も、初めて御一緒する素晴らしい共演者の皆さんと心を合わせ北海道の大自然の中で、しっかり演じたいと思います」と4月30日からの春夏編の撮影を見据える。7月上旬までの長丁場とあって「アクションシーンで転ばない様、筋トレにも励みます」と万全の体制で臨むつもりだ。

 春夏編では吉永演じる江蓮てつの心象風景が劇中劇として描かれる場面も。映画の中で舞台に出演するのは大女優・吉永にして初挑戦。「映画と演劇が重なり合って、新しいジャンルの作品が生まれる。そんな予感がして、ワクワクしています」と女優魂を浮き立たせていた。

 映画は「北の零年」(2005年)、「北のカナリアたち」(12年)に続く“北の3部作”最終章。滝田洋二郎監督(61)がメガホンを取り、終戦の混乱の中、樺太(ロシア・サハリン)から北海道・網走に引き揚げてきた母子を描く。成長した息子を堺雅人(43)が演じる。

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