うつみ宮土理、感無量 愛川欽也さん三回忌 トラック野郎550台集結

 愛川欽也さん三回忌のイベントであいさつするうつみ宮土理(右)中央はせんだみつお=相模原市
 映画「トラック野郎 御意見無用」の製作発表で、菅原文太さん(右)と肩を組む愛川欽也さん=1975年7月
 愛川欽也さんの三回忌イベントに集結したデコトラとうつみ宮土理
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 2015年4月15日に80歳で死去した俳優でタレント・愛川欽也さんの三回忌イベントが9日、神奈川県相模原市内で行われ、妻で女優のうつみ宮土理(73)らが出席した。愛川さんと故・菅原文太さんの共演で人気を博した映画「トラック野郎」シリーズの関係者が中心となって開かれたもので、会場には同作によって有名になったアートトラック(通称デコトラ)550台が集結した。

 「トラック野郎」シリーズで、菅原さん演じる星桃次郎の相棒・やもめのジョナサンを演じて以来、長くトラックドライバーたちに愛されてきた愛川さん。この日、愛川さんをしのび全国から集まったデコトラが並ぶ壮観な光景に、うつみは「キンキンは大喜びだと思います。本当にありがとうございます」と感無量の面持ちで感謝を述べた。

 死去から間もなく2年。うつみは「亡くなって1年は、何も覚えてないような感じ。体重が今より10キロぐらい痩せて、自分でもつらかった」と述懐。ようやく喪失感から立ち直りつつあるとしながらも、「近所の桜並木が満開で、一緒に見たかったな、という思いはあります」と心境を吐露した。

 うつみは「夫自慢…、しちゃっていいよね。三回忌だから」とおどけながら、「本当に天才だった。書けて読めて、演出して主演して、美術もできて…っていう」と夫を絶賛。あいにくの雨にも「キンキンは晴れ男だったんですけど、今日はうれし泣きかな…。喜んでますよ。たくさん人が集まるところが大好きだったから」としみじみ語った。

 また、最近、愛川さんからの「ラブレター」が見つかったことも明かした。「ずっと開けてなかった引き出しの中にあって、『カミさんはいつも元気で明るくて素敵だよ、いつも元気で明るくやっていきなさいね』と書いてありました。10年ぐらい前のものだったんですけど、気づかなかった」と笑顔。「これからも背中を押してくれると思って、頑張って生きていくので、応援してね」と天国の愛川さんに呼びかけた。

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