森田健作知事、ひつぎに当選を報じた新聞 母・鈴木ぬい子さん通夜

 千葉県の森田健作知事=本名・鈴木栄治(すずき・えいじ=67)=の母で、8日に老衰のため98歳で亡くなった鈴木ぬい子さんの通夜が29日、東京・西蒲田で行われた。

 喪主を務めた森田知事は26日に投開票が行われた知事選で3度目の当選を果たしたばかり。ひつぎには当選を報じた新聞各紙を納め「守ってくれたんだなと思ってます」と母への思いをかみしめた。葬儀は30日に行われる。

 ぬい子さんが亡くなったのは今月8日、選挙公示日前日というタイミングだった。実は森田知事は、ぬい子さんが亡くなる直前に都内の病院を見舞いに訪れていた。容体が安定していたため、選挙事務所に戻ったが、その後急変。母をみとることはできなかった。亡き母に、スタッフや関係者に事故がないこと、そして森田知事自身の体調が崩れないことを願い、戦いに赴いた。3選を果たし「守ってくれたんだなと思います」と母に感謝した。

 ぬい子さんは「お前の選挙を見るのも最後だから、車いすに乗って集会に行って(支持者の)皆さんにお礼をしたい」と選挙を気にかけていた。ひつぎには当選を報じた新聞各紙を納めたといい、森田知事は「当選の報告ができて良かった」と唇をかみしめた。

 「今の自分があるのは母のおかげ」と母への感謝は尽きない。成績が悪く自暴自棄になっていた中学時代に、ぬい子さんから「人は皆、必要があって生まれてきた。友達が持ってないいいところがあるから、それを見つけて頑張れ」と言われた言葉を、胸に刻んで生きてきたそう。「これが私を作った出発点。親の一言っていうのはものすごく大事ですね」とあらためて最愛の母への思いをかみしめていた。

 なお、この日は森喜朗元首相(79)、松野博一文部科学大臣(54)、俳優の野村将希(64)ら約500人が弔問に訪れた。

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