籠池氏、昭恵夫人から100万円「名誉なことで鮮明に覚えている」

 「森友学園」に国有地が格安で売却された問題で、学園理事長の籠池泰典氏の証人喚問が23日、参院予算委員会で始まった。籠池氏は安倍首相夫人の昭恵さんから100万円を受け取ったと証言。国有地が大幅に割り引かれたことに、「びっくりした」との思いも発言した。

 籠池氏は冒頭、10分間にわたって主張を陳述。「多くの皆様の期待を受けて舞い上がっていたこともあった」「設計士の助言に従い工事請負書類が3種類作製されたことや、幼児教育の現場で指導の行き過ぎなど諸々不行き届きが生じて参り、それらについては自分の至らなさを認めますと共に、反省すべきは反省したい」などと発言した。

 昭恵夫人は3回にわたって森友学園の幼稚園を視察したといい、2015年9月5日に講演してもらった際に、控室となった園長室で付き人に席を外すように促し、籠池氏と2人きりになり「一人にさせてすみません。どうぞ、安倍晋三からですと言って寄付金として封筒に入った100万円を下さいました」と証言。「名誉な話で鮮明に覚えている」とも語った。

 国有地については2013年に不動産店から土地を紹介され、2015年に定期借地契約を結ぶも、もっと長期で借りたいとの思いから、昭恵夫人に連絡を取ったと証言。後日、昭恵夫人付きの女性から「(力を貸すのは)難しい」と返答をもらったことや、土地から生活ゴミが出てきたことで、弁護士を通じて交渉してきたところ8億円もの値引きとなり「想定外の大幅値引きにビックリした」との思いも証言。交渉の詳細については「詳しく承知していない。値引き根拠などは近畿財務局や弁護士に聞いて欲しい」とも語った。

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