2017.03.23

フジテレビの元記者ら書類送検　暴力団員に利益供与

　暴力団関係者に自分の名義を貸して高級外車を購入し、運輸局に虚偽の登録をしたとして、警視庁組織犯罪対策３課は２２日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、フジテレビ元記者の男性社員（３２）＝東京都品川区＝と、指定暴力団山口組系組関係者で無職の男性（５９）＝新宿区＝を書類送検した。共謀して１５年３月、社員が高級外車を購入し、組関係者が乗るのに、社員が使用すると偽って運輸局に申請し、登録させた疑い。２人は容疑を認めている。

　また、高級外車は約３６０万円でローンを利用して購入したが、組関係者は約７０万円の支払いで、社員が約１９０万円を肩代わり。さらに、社員が組関係者に約２３０万円を貸し、約１７０万円が未返済と分かった。同局は２２日の「みんなのニュース」で約１０分間の検証報道を行った。