群馬県に住んでいたベトナム国籍の女（２２）＝公判中＝と偽装結婚したとして、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の罪に問われた俳優ベンガルの息子で会社役員の柳原直太被告（３５）に、東京地裁（入江猛裁判官）は１５日、懲役１年１０月、執行猶予３年（求刑懲役１年１０月）の判決を言い渡した。

　判決によると、被告は２０１５年５月、女に新たな在留資格を取らせるため都内の役所に虚偽の婚姻届を提出したほか、女と別の男との間に生まれた男児を自分の子とする出生届を同１２月に出した。

　被告は２月の初公判で起訴内容を認め「ベトナム料理店を経営していたが資金繰りに困り、偽装結婚で報酬を得ようと思った」と述べていた。