宗教団体「幸福の科学」に出家し、宗教家として「千眼美子」の法名で活動することを表明した女優・清水富美加（２２）がヒロインを演じ、騒動の余波で対応を協議していた映画「東京喰種　トーキョーグール」の公開が１４日、予定通り７月２９日に決まった。映画の公式サイトで発表された。

　「東京喰種」は人類と人肉を食す種族「喰種」の抗争を描く人気漫画の実写版。

　サイトでは映画のスタッフ一同名義で「喰種（グール）と人間のドラマ、作品の持つ強いテーマを、映画を通して伝えたい。その想いは、決して変わることはありません。私たちの想いは、すべて映画に込めました」とメッセージがつづられている。

　原作者の指名で抜てきされた清水は「喰種」のヒロインを演じ、髪を３０センチばっさり切って役作り。だが、出家騒動の際、教団のサイトでは「人肉を食べる人種の役柄など、良心や思想信条にかなわない仕事」と問題視しており、公開の有無を含めた今後の対応が注目されていた。