今年１０月スタートの次々期ＮＨＫ連続テレビ小説「わろてんか」のヒロイン役を女優・葵わかな（１８）が務めることが決定し、９日、大阪市の同局で発表会見が行われた。

　同作は、吉本興業創業者の吉本せいさんがモデルで、明治から昭和を舞台にヒロイン「藤岡てん」が寄席経営を始め、笑いをビジネスにしてゆく奮闘記。

　２３７８人が参加したオーディションで選出された葵は「きのう（合格を）聞いたばかりで、まだ受け止められていない自分がいますが、やってやるぞ！とワクワクです」と決意を語った。

　神奈川出身の葵は、お笑いについて聞かれると「東京に吉本新喜劇が来られた時に、劇場でみさせていただきました。仕事で京都に来た時はテレビで見ました」と笑顔。好きな芸人を聞かれると「お名前は知らないんですが、チンピラの格好をしてギターをひく方です」と、吉本新喜劇の松浦真也（４０）を挙げ、マニアックな回答で、笑いを誘った。

　この日は会見前に、吉本新喜劇でおなじみ「ズッコケ」で登場する案を打診されたという。会見で同席した後藤高久・制作統括が「本物の大阪の皆さん（記者）の前でやるには、まだハードルが高かったので」と説明すると、葵は「あれ、本気だったんですか！」とビックリ。

　まだまだ大阪のノリについていけていない様子だったが、後藤氏から「撮影が終わるころには、漫才もできるようになってもらいますよ」と通告されていた。