ASKA 覚せい剤とは知らずに始めた 逮捕後初のテレビ出演で生々しく

 歌手のASKA(58)が15日、テレビ西日本の情報番組「ももち浜ストア夕方版」(午後4時50分~)に生出演。2014年5月に覚せい剤取締法違反で逮捕されて以来、初めてのテレビ出演となった。覚せい剤使用を始めたいきさつや、覚せい剤を断つ時の苦しみについて生々しく語った。

 ASKAは18時33分ころ、スーツ姿で登場。やや緊張気味ながら、黒いネクタイをゆるめた、リラックスした表情で番組MCの山口喜久一郎アナウンサーの質問に穏やかな口調で答えた。

 まず、3年前、1回目の逮捕の際のきっかけについて聞かれ、ASKAは「きっかけもね、なかなか枠の中でしゃべるのは非常に難しいんですが、病院からさる薬をいただいていて」と話し始めた。

 ASKAは「通称アンナカというやつなんですけど、処方してもらっていて、その最中に声をかけてくれたのが、冷たいやつがあるということだったんで、アンナカをもらおうと思って冷たいやつを。似たようなものだと思ったのがきっかけだったですね。それが覚せい剤とは知らず」と覚せい剤と知らなかったと述べた。

 ASKAはまた、「本当はね、1日に1回使用すると10~15時間もつらしいんですけど、そんなの全然知らないので。1時間おきに使ってたりしたんですね。それが3週間続いたところで、ようやっとそれが覚せい剤と知らされ、そのときはすでに遅しだったですね」と赤裸々に語った。

 「あのときに意志を持てば、抜け出すことはできたし、当然何度もトライはしていたんですけど、離脱の苦しみというんですかね、抜ける時の苦しみが結構激しいので、結局そのシーンに自分が耐えれなくて、また使用してしまうということが何度か続いていましたから。でも、しっかり断とうと思えば断てるものだと思っていますね」と現在は断っていると述べた。

 山口アナから「今あるのは後悔ですか、反省ですか?」と問われ、「後悔も反省もありますね」と悔いていることを明かした。続けて、「それと同時に、人生っていろんなことが起こってくる、いいことも悪いこともあると思うんですけど、それで一つの章を閉じていくと思うんですけどね。言葉を間違えると本当に怒られてしまうんですけど、ある意味、どこかでこれは自分にとってのショック療法だったのかもしれないなと最近は思うようになってますね」と分析した。

 番組冒頭、山口アナは「ASKAさんは2014年5月に覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕され、現在も執行猶予期間中です。今回、『地元福岡から再出発したい』という本人の意向を受け、番組としても検討した結果、出演の機会を提供させていただくことになりました」と出演の経緯を説明した。

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