朴容疑者が偽装工作か…妻殺害容疑の講談社編集次長、子育てトラブル?

 東京都文京区の自宅で妻(38)を殺害したとして、殺人容疑で逮捕された講談社の編集次長朴鐘顕容疑者(41)が逮捕前の任意聴取に「帰宅後にトラブルになり、妻が包丁を持ち出した。気付いたら妻が(朴容疑者の)ジャケットで首をつっていた」と話していたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、事件前日頃から当日にかけて、電話やメールで妻の佳菜子さんが子育ての不満などを訴えていたと朴容疑者が説明していたことも判明。「事件直前にもみ合った」とも話しており、警視庁捜査1課はこのトラブルが原因で殺害したとみて詳しく調べている。現在は黙秘しているという。

 佳菜子さんのものとみられる尿反応が、倒れていた階段下と1階寝室から出たが、首をつったとされる場所からは出なかった。寝室や階段付近で血痕も確認され、寝室で首を絞めた後、自殺や事故を装うため階段から転落させ、階段下に移動させた可能性もあるという。

 佳菜子さんが事件の数年前、文京区の子ども家庭支援センターに「夫が子育てを手伝ってくれない」などと相談していたことも分かった。

 事件直後に救急隊が駆け付けた際、佳菜子さんが使ったとされるジャケットや包丁は現場になかった。朴容疑者は「妻が自殺したことや包丁を持ち出したことを子供に知られたくなくてクローゼットや台所に戻した」としているが、佳菜子さんが死亡した理由について捜査員への説明を変遷させており、捜査1課は事実かどうかを含めて経緯を調べている。

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