木村拓哉 報道陣に歩み寄り、ソロ心境「全力」

舞台あいさつで木村拓哉にインタビューする松山ケンイチ=東京・日本医師会館・大講堂(撮影・開出牧)
白衣で舞台あいさつに登場した竹内結子=東京・日本医師会館・大講堂(撮影・開出牧)
舞台あいさつに登場し熱い思いを語る竹内結子=東京・日本医師会館・大講堂(撮影・開出牧)
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 昨年限りでSMAPを解散した木村拓哉(44)が11日、東京・日本医師会館の大講堂で行われたTBS系主演ドラマ「A LIFE~愛しき人~」(15日スタート、日曜、後9時)のプレミアム試写会と舞台あいさつに出席した。この日は質疑応答はなく、壇上での挨拶のみが予定されていたが、イベント終了後、報道陣の呼びかけに応じて歩み寄り、ソロになっての心境などを語った。

 木村はイベント終了後、待ち構えた報道陣から声をかけられ、歩み寄った。無数のフラッシュを浴びながら短いながらも問いかけに答えた。

 -解散後初の気持ちは。

 「やるべきことをやるのみ」

 -気持ちの変化は。

 「変わることは確実にありますけど、今はやるべきことをやります」

 -ソロ活動どんな1年に。

 「全力で」

 やりとりは短かったが、自身のラジオで2017年を「新人」という言葉に込めたように、SMAPという肩書きが外れ、ソロとなった新年への決意をにじませた。

 主人公の外科医・沖田一光を演じる木村は出演者の最初にあいさつした。第1話の試写を講堂の2階席で見ており「自分達も初めてつながったものを拝見したので、ようやく方向性、やってきたことが間違いじゃなかったということが確認できました」と作品への自信を深め、「1話が始まり、最後まで逃げずにやり抜きたいと思います。まずは日本全国の現場で働かれているドクターの方々に尊敬の意を、ここにいるキャスト全員抱いて撮影に参加させていただいていますので、自分達にできる限りの表現をしていけたらなと思っています」と熱く語った。

 撮影前には医師やオペナースを演じる出演者で実際に手術をする模様を見学にも行ったという意欲作。病院の空気感をリアルに描写していることに手応えをつかんでいるようで、「実際に現場で医療に携わっているドクター、オペナース、医療関係者、スタッフの方たちは、ドラマで描かれている空間、空気は共通のものを感じ取ってくださると思うんですが、逆に今までの医療ものの作品とは若干テンション的なものだったりが温度差があるのかなと一般の方は思われがちなのかな。どうなんだろう、っていう」と、視聴者の反応を楽しみにしていた。

 舞台あいさつでは、木村のことを「ずっとあこがれていた」と語る松山ケンイチから急きょ質問をぶつけられる一幕も。「お前出てる人だからな!」と突っ込みをいれつつも、あるシーンで浅野忠信に向けた表情について聞かれると「クランクインの前から話し合っていたので…」と答え、松山を「(撮影)前からですか…」とうならせていた。

 ファンに対しては「今日は受け取ってくれてありがとうござました」とあいさつ。「最後までうちらキャスト、スタッフで全員でスクラムを組んで最後までやり抜きたいと思います。今日はありがとうございました」とソロとして最初の作品に全力を注ぐことを約束した。

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