坂本龍一改めてD・ボウイ悼む「もっとゆっくり話しておけば」

 音楽家の坂本龍一(64)が芸術文化の世界で若い才能を支援した人物に贈られる「第25回モンブラン国際文化賞」を受賞し、21日、都内で行われた授賞式に出席した。

 坂本は日本の過去の受賞者を引き合いに「オノ・ヨーコさんや小澤征爾さんと肩を並べるなんて面はゆい」と謙虚に喜びを表現した。また、1983年に映画「戦場のメリークリスマス」で共演した、英ロック歌手のデビッド・ボウイさんの1月の訃報を「1カ月ぐらいショックを受けていた。信じられなかった。もっとゆっくり話しておけばよかったと後悔している」と振り返った。

 坂本は2014年に中咽頭がんを発症し、現在は仕事にも復帰。「自分でできることはやっている」と体調管理に気を使っていると明かした。

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