マッチ SMAP解散に「ノーコメント」6連発 自らの“アイドル論”展開

 歌手の近藤真彦(52)が14日、東京・明治神宮で4日間のクラシックカーレース「ラ・フェスタ ミッレ ミリア 2016」のスタートを切った。今年初めて取材に応じたジャニーズ事務所の“長男”はスタート前に、後輩グループであるSMAPの解散について問われ、「ノーコメント」と6連発。解散問題では“マッチ節”を封印したが、自身の経験を踏まえた“アイドル論”を説いた。

 SMAPへの思いは胸の内にしまった。

 4日間のレース本番前。近藤は、解散の話題に「今回は触れられない。残念ですけど」と口をつぐんだ。その後も、「寂しさはあるか?」「ソロ活動には解散がないが?」などSMAPに関して飛び交う質問に「ノーコメント」と計6回繰り返した。

 トリとして出場した昨年末のNHK紅白歌合戦で再会した後輩グループの解散には沈黙したが、デビュー36年の経験をもとにした“アイドル論”は展開した。

 自身は1980年12月12日にシングル「スニーカーぶる~す」でデビューして以降、トップアイドルとして君臨。98年からはレースに専念。25周年の2005年に活動を再開した。

 アイドルとして走り続けることに近藤は、「難しい。仕事柄、怖くて休めないのが本音」と明かしながらも、「ずっとダッシュはできない。僕は特殊でレースが心の支えになっている。アイドル一本の人は時には休憩して、また走って」と緩急をつけた活動も必要と説いた。

 25周年を迎えたSMAPら後輩グループと違い、自身はソロ歌手として背中を見せてきた。「ソロで良かったなと思う時もあれば、グループをうらやましいと思う時もある。今となっては一人で良かった」と自身の歩んできた道への手応えを口にした。

 昨年、35周年を盛大に祝い、今年は芸能活動を控えた。レースなどに力を注いだ1年だっただけに、SMAP解散日にあたる大みそかの紅白出場には、「出られるわけない。去年、バーンとトリをやって今年は休み。それがいい。それが近藤真彦」と話す。今後について「来年か再来年、スパートをかけるタイミングを見計らっています」と予告した。

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