元米海兵隊員男を逮捕 沖縄県警
沖縄県うるま市の会社員島袋里奈さん(20)が4月から行方不明となり、県警は19日、死体遺棄の疑いで、元海兵隊員で米軍基地に勤める米国人の男(32)=与那原町=を逮捕した。県警は供述に基づき、女性とみられる遺体を恩納村の雑草地で発見した。米軍関係者による凶悪事件に沖縄県では反発が広がり、同県の翁長雄志知事は「痛恨の極みだ」と述べた。
男は空軍嘉手納基地(嘉手納町など)に勤務。うるま署で接見した弁護士によると、男は逮捕に「困惑している」と話したという。沖縄県警は、島袋さんの失踪に関与した疑いがあるとして今月16日から任意の事情聴取を始め、19日も続けていた。使用車両の任意提出を受けて調べた結果、車から島袋さんのDNA型が検出された。
県警などによると、島袋さんは4月28日午後8時ごろ、交際中で同居していた男性に「ウオーキングしてくる」とLINEでメッセージを送信。翌29日未明に男性が「今から帰る」とメッセージを送ると、読まれたことを示すマークが表示されたが、返信はなく、男性が同日、うるま署に届け出た。
