沙保里ノリノリ唱“アイドルデビュー”

 5人組アイドルグループの℃-uteが31日、全国ツアーの名古屋公演を日本特殊陶業会館で行い、五輪3連覇の吉田沙保里(33)ら女子レスリングの2016年リオデジャネイロ五輪代表4選手がゲスト出演した。日本レスリング協会公認の選手団賛歌と応援ソングを℃-uteが歌っており、4選手はアンコールに登場して合唱。吉田はサビでソロも熱唱した。感激の5人は「ペンライトを持ってリオへ応援に行く!」と宣言した。

 リーダーの矢島舞美(23)がアンコールで「スペシャルゲストが来てくれてます!」と紹介すると、9月の世界選手権で世界大会16連覇と個人戦200連勝を達成したばかりの吉田選手や、同3連覇の48キロ級・登坂絵莉選手(22)、銅メダルの69キロ級・土性沙羅選手(21)、銀メダルの63キロ級・川井梨紗子選手(20)が代表のジャージー姿でステージに上がった。

 会場がどよめく中、選手団賛歌「ありがとう~無限のエール~」を9人で合唱し、サビでは吉田選手がソロ歌唱。振り付けやフォーメーションチェンジまで完璧に成功した。アイドル気分を満喫した吉田選手は「気持ち良く歌えました。ペンライトで応援されるなんて初めて。これからは9人で℃-uteだよね」とスマイル。登坂選手も「五輪でも動揺しないで戦えそう」と話した。

 ℃-uteは8月に新潟での合宿を訪れ練習にも参加。「今度はライブに来てください」とラブコールを送り、この日のコラボが実現した。ライブ後の会見では吉田選手に世界選手権の金メダルを触らせてもらい「本物!?すごい!」と大興奮。矢島は「私たちもアイドル界の金メダルを取りたい」と誓った。

 吉田選手から「諦めないで努力をすれば上にあがれる。みんなで力を合わせること」と“金”言を授かった5人は「今度は私たちがペンライトを持ってリオで応援します」と約束。スタッフに「来年8月のスケジュールを空けて下さい!」と懇願していた。

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