観月ありさ映画「ドラえもん」で初声優

 女優の観月ありさ(38)が、人気アニメシリーズ「映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)」(3月7日公開)で声優に初挑戦することが30日、分かった。ドラえもんたちと対決する女宇宙海賊を演じる。さらに宇宙海賊の首領を俳優・市村正親(66)、仲間を爆笑問題・田中裕二(50)が務め、ドラえもんの劇場版35周年にふさわしい豪華な悪役が集結した。

 観月は現在、テレビ朝日系ドラマ「出入禁止の女~事件記者クロガネ~」(木曜、後7・58)に主演し、1992年から24年連続ドラマ主演の記録を継続している。すっかり「ベテラン」の冠がふさわしくなったが、意外にも声優は初めて。国民的人気アニメシリーズの節目で、新境地を開くことになった。

 映画は、ひみつ道具でヒーロー映画を撮影していたドラえもんやのび太が、本物のヒーローと勘違いしたポックル星人に宇宙に連れて行かれ、宇宙海賊と対決する冒険物語だ。

 観月演じるメーバは宇宙海賊の紅一点で、男勝りの激しい気性の持ち主。「怖さの中にも少しセクシーで色気のある悪役に、声と表現力のイメージがピッタリ」とオファーされた。

 観月は「小さい頃から見ていたアニメ。光栄です。やります!」とすぐに快諾。「監督からはセクシーさと激しさを声で表現してほしいと言われた。自分の声が入った作品がどうなっているのか完成が楽しみ」と、胸を躍らせている。

 観月以外にも舞台、お笑いの各分野から売れっ子が集い“最強悪役軍団”を結成する。謎に包まれた宇宙海賊の首領イカーロスを演じる市村は「『一緒に映画を観に行くのが楽しみ』と自分の息子が言ってくれているのがうれしい」と喜び、憎めない海賊一味ハイド役の田中は「お話をいただいて正直ビックリ」とコメントした。

 3人とも大の原作ファン。先日行われたアフレコでは、敵のはずのドラえもんとの記念撮影が続いていた。

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