サッカー・ブラジルＷ杯の日本‐コートジボワール戦が行われた日本時間１５日午前、ザックジャパンの初戦に釘付けとなる中、日本列島も興奮した。

　Ｋ‐１などで活躍した元格闘家でタレントのベルナール・アッカ（４２）ら日本在住のコートジボワール人約３０人が東京・六本木のレストランでの観戦会に集結し、勝利に喜びを爆発させた。

　先制された前半は日本サポーターの勢いに押され沈黙気味だったが、後半、ドログバ選手が投入されると「コートジボワール」コールを連呼。逆転すると、沈黙する日本サポーターの傍らでオレンジ色のユニホームを着た者同士が抱き合って大喜び。試合終了まで大声援を送った。勝利が決まるとお祭り騒ぎ。生バンドが演奏するアップテンポの母国の音楽に乗って歌い踊り、勝利の美酒に酔いしれていた。

　２歳で初来日し、人生のほとんどを日本で過ごしたアッカは「やっぱりドログバだ。これでコートジボワールは３連勝するよ。でも、日本は強かったから１位はコートジボワール、２位日本で予選通過だ」と、互いの健闘をたたえていた。