ポール、体調不良で東京公演を延期

 来日中の元ビートルズのポール・マッカートニー(71)がウイルス性炎症による体調不良のため、17日に東京・国立競技場で予定していた東京公演を19日に延期した。15日に来日したポールは16日になってウイルス性炎症を発症。この日もギリギリまで回復を待ったが、医師から公演開催にストップがかかったとしている。自身のツイッターでファンへ「大変申し訳なく思っています」と謝罪した。

 関係者によると、16日に体調不良を訴え、前日リハーサルをキャンセル。複数の医師から「ウイルス性炎症」と診断され、ホテルで静養していた。

 公演当日になっても回復せず、あらためて複数の医師の診察を受けた結果、「公演は難しい」と判断され、開演直前の午後3時に19日への延期が決定した。

 詳しい症状などは明らかにしていないが、「歌うことに致命的なものでない」(関係者)とし、喉や呼吸器系でなく胃腸系の疾患と思われる。18日の同所での公演、また21日の日本武道館公演、24日の大阪公演は予定通り開催する。

 この日、5万5000枚のチケットは完売しており、15時30分の開門予定時刻には約1万5000人が会場に詰めかけていた。開門せずに16時過ぎに延期を発表。ファンからは、大きなどよめきが起こったが、延期を知らせるビラを配るなどして対応し、大きな混乱はなかったという。

 ポールは「コンサートを楽しみにしていたので、こうなってしまったことをファンの皆さまに大変申し訳なく思っています。現在は医師の指示のもと、残りの日本の公演が順調にいくよう全力を尽くしています」とコメントした。

 今回の公演が建て替え前の国立競技場での、ソロアーティストによる最後の公演となる。

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