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黒木華、8年ぶり「赤鬼」で原点回帰

2014年5月7日

 「小さい頃、(ツツジの蜜を)吸いましたよね」と笑顔の黒木華=東京・渋谷の青山円形劇場(撮影・吉澤敬太)

 「小さい頃、(ツツジの蜜を)吸いましたよね」と笑顔の黒木華=東京・渋谷の青山円形劇場(撮影・吉澤敬太)

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 野田作品「表に出ろいっ!」(10年)で女優デビューしたこともあり「野田さんの舞台はなかなか出られるものではないので、成長してなくちゃいけない」と気合をみなぎらせる。

 「小さいおうち」の演技で銀熊賞を受賞したことにより、今や国際的にも注目を集める存在となった黒木だが、「お客さんが見た後に、出演者の感想ではなく、お芝居そのものの感想を言ってもらえるのが1番です」。楽しめる舞台を作ることに集中している。

 「赤鬼」は、ある村の砂浜に打ち上げられた異人の赤鬼(小野寺修二)を、村八分となっているあの女(黒木)、知的障害を持つ兄のとんび(柄本時生)、うそつきのミズカネ(玉置玲央)が救おうとするストーリー。差別がテーマで、過去にはタイ、ロンドン、韓国でも上演された。

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