野村将希、腕相撲でいざアジア大会へ

 水戸黄門の飛猿役で知られる、芸能界きっての肉体派俳優で歌手の野村将希(61)が27日、都内で行われた「第21回 JAWA全日本マスターズアームレスリング選手権大会」の、60歳以上の90キロ以下の部で3位に入賞し、銅メダルを獲得した。6月25日から仙台市で開催される「第13回アジアアームレスリング選手権大会」出場も決定し、還暦前に始めた新たな挑戦で世界への扉を開いた。

 表彰台の野村は、銅メダルを手にして「何とか1勝できればいいと思っていたので満足です」と喜んだ。

 この日はシニアグランドマスターズ(60歳以上)の90キロ以下級に出場。痛めているという左腕の部では敗れたが、右腕の部では2回戦で敗れ敗者復活戦に回ったものの、そこから快進撃。最後は同級の世界王者に破れたが、堂々の3位だった。

 うれしいオマケもあった。今大会はアジア大会の選考会も兼ねており、各クラス2位以上なら出場権を獲得できる。野村は90キロ以下級で3位だったが、同時にエントリーしていた90キロ超級で出場枠が1つ空いたため、出場権が回ってきた。

 肉体派俳優として名をはせた野村だが、近年は体力系の番組で若者に負けることが多かった。そんな時「野村さんの年齢でも勝負できる世界がありますよ」と関係者から紹介されたアームレスリング。「還暦を迎え新しい挑戦をしたい」と2012年、59歳でこの世界に飛び込んだ。当時は59歳以下の部で2回戦敗退。今回は2年ぶりの出場でクラスが60歳以上になり、年齢的に有利となっていた。

 野村が敗れた世界王者で、この日も優勝した山内豊徳さん(64)は「僕も17年かけて世界の頂点に立った。野村さんも可能性はある。ぜひ続けてほしい」とエール。野村も「世界チャンピオンと対戦し、世界が見えたし手応えをつかんだ。アジア大会も何とか結果を残したい」と意気込んでいた。

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