AKBじゃんけん大会は大波乱!!

「AKB第4回じゃんけん大会」(18日、日本武道館)

 「初選抜」というフレーズが何度も武道館に響いた。トーナメントが進むにつれ、会場のどよめきは大きくなっていった。「運」だけが試されるじゃんけん大会。選抜メンバーの陣容は、16人中10人がAKBシングル初選抜という超フレッシュなものとなった。

 この日お披露目された33枚目シングル「ハート・エレキ」の選抜16人のうち、じゃんけん選抜に残ったのは松井珠理奈のみ。昨年優勝した島崎遥香(19)をはじめ、グループ総監督の高橋みなみ(22)、大島優子(24)、小嶋陽らシングル選抜の常連組が次々と姿を消す中、一般層には“無名”の若手が次々と勝ち名乗りを上げた。

 米アリゾナ州で生まれ、小学校卒業まで同国で過ごし、自由の女神のコスチュームで戦った平田梨奈(15)はベスト4まで進んだ。準々決勝で阿部マリア(17)と対戦した直後には突然「あ~っ!!」と絶叫し、会場を驚かせた。NMB48の研究生から下克上を果たした鵜野みずきは、小嶋真子(16)に勝利し選抜入りを決めた瞬間、顔を伏せて号泣。慣れないステージにテンパりながらも、全力かつ初々しくアピールする姿に、声援は鳴り止むことがなかった。

 最後にステージに上がった高橋は「このメンバーがどうなるか分からないけど(経験豊富な)珠理奈が引っ張ってくれるのかな~と思います。新しい選抜メンバーも新しい味を出してくれるのかなと思います」と期待した。じゃんけんシングルは12月発売。平均年齢17・9歳の“新鮮力”16人がどんな化学反応を見せるのか、期待が高まる。

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