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役所広司 黒澤明魂、世界へ届ける

 俳優・役所広司(57)が18日、岩手県遠野市で行われている主演映画「蜩ノ記」(来年公開)のロケ現場で取材に応じ、同作を「いろんな国の人に見てもらいたい」と世界へ届けることを約束した。

 V6の岡田准一(32)演じる青年武士との師弟愛を描いたストーリーで、現場には小泉堯史(たかし)監督(68)はじめ、故黒澤明監督の映画魂を受け継いだスタッフがズラリ。さまざまな師弟愛が1つになって世界へ羽ばたくことになりそうだ。

 役所と岡田、新たに日本映画界に生まれた“師弟”が世界を目指す。役所は初共演となる岡田について、「武道をやっているので所作や立ち回りが素晴らしい。これから日本の時代劇を引っ張ってもらいたいですね」と絶賛。時代劇映画が少なくなる中、頼もしい若手に目を細めた。 一方の岡田は「付き人になってでも勉強させていただきたいくらいの方。毎日タダでお芝居を見せていただいてラッキーです」と“師”の一挙手一投足を見逃すまいとしている。

 物語でも師弟のきずなで結ばれる2人が目指すのは世界だ。ストーリーこそ純日本風だが、師弟愛や家族愛など根底に流れる精神は世界共通のもの。役所は「国境に関係なく伝わるんじゃないかな。いろんな国の人に見てもらいたい」と“世界進出”を約束した。

 小泉監督は「ぼくは今(現場)だけで精いっぱいです」と謙そんしたが、役所は「監督がそういう風に言うだろうと思って、代わりに(世界進出を)言ったんですよ」とニヤリ。黒澤監督の遺稿を映画化した「雨あがる」で、1999年の「第56回ベネチア国際映画祭」の「緑の獅子賞」を獲得したものの、その後は国際舞台で大きな活躍をしていない小泉監督を刺激したい気持ちもあったようだ。

 映画は黒澤監督の「赤ひげ」(65年、三船敏郎さんと加山雄三が医師の師弟を演じた)の世界観をベースにしたもの。劇中の戸田秋谷(役所)と檀野庄三郎(岡田)、俳優としての役所と岡田、そして“世界のクロサワ”と小泉監督、3組の師弟愛が1つになった作品が世界で話題を呼びそうだ。

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