松山ケンイチ、雪山過酷ロケ挑戦へ
俳優の松山ケンイチ(28)が木村大作監督(73)の新作「春を背負って」(14年6月公開)に主演し、共演の蒼井優(28)らとともに標高3000メートルの“過酷ロケ”に挑むことが2日、分かった。
舞台は立山連峰・大汝山(3015メートル)の頂上に立つ山小屋・菫(すみれ)小屋。撮影は今月から11月まで、立山ロケを中心に行われる。厳しい自然環境である上、松山や山小屋スタッフ役の蒼井には人命救助を行う過酷な場面も控えているが、木村監督は出演者がすべて参加を自ら志願したことを明かした。
松山は撮影前に冬山登山を経験するため、先月中旬に硫黄岳(2760メートル)に登頂。氷壁のクライミングも軽々とこなし、共に登山した木村監督が「バケモノみたいだった」と舌を巻く適性をみせつけた。松山は「監督は感情の人。それがたたずまいに反映できるように演じていきたい」と、意気込んでいる。