勘三郎さん、りえの自殺未遂騒動で会見

 中村勘三郎さんは勘九郎時代の1994年9月、女優・宮沢りえとの“不倫報道”で世間をにぎわせた。泥酔したりえが、京都のホテルで左手首を切り、“自殺未遂”と騒がれた事件だ。りえ側は、泥酔し、持っていたグラスで手首を切った、と説明。自殺未遂を否定した。その後、ケガの直前に勘九郎がりえと飲んでいたことが明らかになり、不倫報道へと発展した。

 【1994年9月28日本紙より】

 宮沢りえ(21)の“自殺未遂”騒動の渦中にある歌舞伎俳優・中村勘九郎(39)が27日、京都映画撮影所で記者会見。声を荒げながら不倫を悲観した自殺未遂説を否定した。

 「お願いだからこれだけは言わせてよ」と会見場に着くと「みなさんは私が原因で宮沢くんが手首を切りました、というセリフを期待しているんだろうが、そんなに面白いか!きょうは“牧瀬里穂との三角関係に悩んで斬った”と書いてたところがあるけど、じゃ、それしゃべった歌舞伎の大物ってダレなの?連れてきてよ!不倫?してないよ」

 約3分間、怒りの表情で一気にまくしたてた後、事件直前のりえの様子などを解説した。

 勘九郎によると、23日にりえと約束していた夕食を「二日酔いだし疲れているから」とキャンセルし、ホテルで眠っていたところ、(24日午前1時ごろ)前日も一緒にいた芸者から勘九郎と飲んでいたことを聞かされたりえが、泥酔状態で電話。「何で彼女と飲めて、私とは飲めないの。約束したんだから、男なら来てよ」と呼び出された。

 「(りえは)もともと酒は大好きで強いが、あの時はかなり酔っていた。とても一人で歩ける状態ではなかった」。このままだと危ない、と思った勘九郎が「もう帰った方がいい」と促して、東宝の宣伝マンAさん(33)とタクシーで、りえママ・光子さん(45)の待つホテルに送り届けた。りえは、「明るくドリカムの歌を歌ってたし、落ち込んでいるようには見えなかった」という。

 25日にりえと事件後初めて連絡を取り、「大丈夫?と聞くと、『ごめんなさい、大丈夫』と言っていた」といい、(泥酔状態になった原因とされた)りえママとのケンカについても「ただの親子ゲンカでしょ」と一笑した。

 「お願いだからこれだけは言わせてよ」と会見場に着くと「みなさんは私が原因で宮沢くんが手首を切りました、というセリフを期待しているんだろうが、そんなに面白いか!きょうは“牧瀬里穂との三角関係に悩んで斬った”と書いてたところがあるけど、じゃ、それしゃべった歌舞伎の大物ってダレなの?連れてきてよ!不倫?してないよ」

 約3分間、怒りの表情で一気にまくしたてた後、事件直前のりえの様子などを解説した。

 勘九郎によると、23日にりえと約束していた夕食を「二日酔いだし疲れているから」とキャンセルし、ホテルで眠っていたところ、(24日午前1時ごろ)前日も一緒にいた芸者から勘九郎と飲んでいたことを聞かされたりえが、泥酔状態で電話。「何で彼女と飲めて、私とは飲めないの。約束したんだから、男なら来てよ」と呼び出された。

 「(りえは)もともと酒は大好きで強いが、あの時はかなり酔っていた。とても一人で歩ける状態ではなかった」。このままだと危ない、と思った勘九郎が「もう帰った方がいい」と促して、東宝の宣伝マンAさん(33)とタクシーで、りえママ・光子さん(45)の待つホテルに送り届けた。りえは、「明るくドリカムの歌を歌ってたし、落ち込んでいるようには見えなかった」という。

 25日にりえと事件後初めて連絡を取り、「大丈夫?と聞くと、『ごめんなさい、大丈夫』と言っていた」といい、(泥酔状態になった原因とされた)りえママとのケンカについても「ただの親子ゲンカでしょ」と一笑した。

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