佐久間朱莉がムービングしまくりサタデーで独走 2位と8打差で最終日へ 同組岩井明愛も舌巻く「キレッキレ」

 「女子ゴルフ・延田グループ・マスターズGCレディース・第3日」(25日、マスターズGC=パー72)

 首位から出た佐久間朱莉(22)=大東建託=が前半からガンガンとスコアを伸ばし、9バーディー、1ボギーの64というビッグスコアをたたき出した。

 通算20アンダー、2位に8打差と通算(今季)4勝目に向け独走態勢を固めて最終日を迎えることになった。

 出だしから、圧倒的なゴルフだ。1番パー5の3打目、79ヤードを“OK”につけて、バーディー発進すると、5番から5連続。ショットは切れる、パターも入る。

 同組の岩井明愛も3打伸ばす好プレーを演じたが「She was on fire!(キレッキレのゴルフ)でしたね」と、もはや感心するしかない。

 後半に入っても、11、12番と連続バーディー。この時点で通算20アンダーとし、3日目で2014年に大山志保が作ったトーナメントレコード(72ホール)を超える躍進ぶり。最終日に1オーバーまでなら、大会の歴史に名を残すこととなった。

 それでも佐久間は自身のスコアを気にすることなく「ずっと、『今のはどうだった』、『この1打をどう打つか』ということに集中できた」と話す。

 2位の菅楓華に8打差。過去にこの差を逆転したのは3例しかない。4勝目に“王手”で迎える最終日、佐久間は「調子がいいので」何も変えることはしない。「1日4アンダー、という目標に向かって。父からは『20アンダー行けたらいいんじゃない』って言われてたので、せめて落とさないように」。その先の結果は、言わずもがなだ。

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