安本大祐 ハーフ自己新「29」で首位タイ浮上 「20台は練習でも出したことない」

 「男子ゴルフ・日本プロ選手権・第2日」(5日、グランフィールズCC=パー71)

 サスペンデッドとなった第1ラウンドの残りに続き、第2ラウンドが行われた。23位から出た安本大祐(35)=テラモト=が後半の9ホールだけで1イーグル、5バーディーのハーフ自己新29をマーク。66でラウンドし、スコアを五つ伸ばして通算7アンダーで、出水田大二郎、堀川未来夢、嘉数光倫と並び首位に浮上した。首位から出た吉田泰基は、6アンダーのまま伸ばせず1打差5位。石川遼は通算3アンダーで13位に後退した。

 300ヤード超のショットが快進撃への号砲だった。後半、打ち下ろしの1番パー5。ドライバーでフェアウエーを捉えた安本は、残り202ヤードを6番アイアンでピン右手前5メートルへ。これを決めてイーグルとし、さらに5バーディーを加えてハーフ29をたたき出した。

 「20台は練習でも出したことがない。うれしい」。自己新を意識した最終9番パー4はフェアウエーからの第2打が「ダフり気味」で2段グリーンの下へ。それでも「寄せるとも入るとも思ってない」という15メートルを沈め、30切りを達成した。

 身長175センチで体重は「50キロ」。何度も太ろうとしたが「食べても太らないので無理だなと。太る人がダイエットするときのストレスと同じで、気持ち悪くなるし体調も悪くなる」。今夏の酷暑は「そこまで気にならない。汗をかかないし」と言い、体脂肪が少ないためか「冬がめちゃくちゃ寒い」と笑う。

 今大会前、東北福祉大の先輩、池田勇太を食事に誘い「もっと楽しんでプレーして。うまくいかなくても下を向かないように」と助言された。

 2日間守り続けた結果は、前日も日没サスペンデット寸前でホールアウトするなど「幸運が多かった」。プロ15年目で初の首位。「残り2日間もその言いつけだけを守ってプレーしたい」。楽しく上を向いて頂点を目指す。

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