石川遼 暑さ以上に闘魂「燃えている」 3年ぶりVへスイング改造で進化遂げる
「男子ゴルフ・日本プロ選手権」(4日開幕、グランフィールズCC=パー71)
男子ゴルフの国内メジャー第2戦、日本プロ選手権が4日に静岡県三島市のグランフィールズCC(7219ヤード、パー71)で開幕する。前々回(2019年)大会優勝の石川遼(30)=CASIO=は3日、10番から9ホールをラウンドするなどして最終調整した。
立っているだけで汗がしたたり落ちるほどの暑さを上回る熱量だった。「ゴルフにかける情熱が熱すぎる。燃えている」と石川。6週間ぶりに再開するツアーへ、やけどしそうなほどの意気込みを示した。
そこまで言うのも、この2年間のスイング改造が「感性と今のスイングをコネクトさせていく段階にシフトしてきている」と自覚しているから。形作りやスイング固めを優先する時期が、ようやく終わりつつある。
特に深いラフに傾斜のあるフェアウエーと、ショットの微妙な感覚が要求される今大会。石川が本来持つ感性を発揮するにはうってつけのコースだ。
2019年の最終戦、日本シリーズJTカップを最後に優勝から遠ざかる。今季は5月の中日クラウンズでの7位が最高で、優勝争いにすら加わっていない。「焦ってはいない」と言うものの、アスリートとして周囲からの期待も感じている。
「結果は自分でも気になるし、誰よりも結果を求めるがゆえのこれまでの(スイング改造などの)行動だから」。石川が今季後半戦の主役になる。