勝みなみ 9打差首位独走 3日間ボギーなし「自分のイメージで打てている」

 「女子ゴルフ・楽天スーパー・レディース・第3日」(30日、東急グランドオークGC=パー72)

 今季初勝利を狙う勝みなみ(24)=明治安田生命=が首位で出て8バーディー、ボギーなしの64と伸ばし、通算21アンダーの195で後続に9打差をつけた。2位に稲見萌寧、さらに1打差の3位に小祝さくら、青木瀬令奈ら5人が続いた。昨年優勝の吉田優利は12位、前週優勝の菊地絵理香は22位。前日2位の安田祐香は熱中症のためスタート前に棄権した。

 勝の勢いが止まらない。この日も8バーディーを量産。ボギーは初日から一つもない。「ボギーになりそうなホールをしのぎながら、攻めのゴルフができている」。初日が65、2日目が66、そしてこの日は大会コースレコードに並ぶ64と好スコアを連ねて通算21アンダーとし、9打リードの独走態勢を築いた。自己採点はもちろん「百点」だ。

 「ショットに迷いがない」と絶好調の理由を語る。技術的な裏付けは「スクエアから元々のオープンに戻しただけ」というスタンスにある。その感覚が6月あたりからしっくりなじみ、ここ3試合は5位、10位、5位と上位に名を連ねている。

 「自分のイメージで打てている。ミスしても理由が分かる。感覚の悪い時でも修正しやすい」。今季ツアー4位の飛距離を持つ実力者に安定感が加わった。最終組で一緒に回った稲見は「ノーボギーの理由が分かった。ただでさえ飛ぶのに曲がらないから」。昨年の賞金女王も、ライバルの力を素直に認めた。

 今季初勝利へ、守りに入ったり追っ手を気にしたりする必要はない。これまでの72ホール最少ストローク24アンダー(16年大王製紙エリエール・レディース テレサ・ルー)の更新、ツアー史上初の4日間大会ノーボギーなど記録が懸かる最終日。「前半で二つ、三つ取れれば乗れる」と、攻めの姿勢で突き進む。

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