稲森佑貴が逆転V 18番で宣言「お前を泣かせる」帯同キャディーの芳賀和希さん号泣

通算23アンダーで今季2勝目を挙げた稲森佑貴=西那須野CC
 最終日、18番でバーディーを奪い、ガッツポーズする稲森佑貴。通算23アンダーで今季2勝目を挙げた=西那須野CC
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 「男子ゴルフ・ツアーチャンピオンシップ・サトウ食品・最終日」(26日、西那須野CC=パー72)

 2位から出た稲森佑貴が65で回り、通算23アンダーで逆転優勝した。

 最終18番、稲森は5メートルのスライスラインを読み切って優勝を決めた。カップインの瞬間、右手を突き上げて喜びを爆発させると、帯同キャディーの芳賀和希さん(27)が号泣。稲森は芳賀さんを慰めるように右手で肩を抱いた。

 「和希が優勝争いの経験が初めてで18番のセカンドを打つ前『オレは泣く準備ができている』と言うので『じゃ、お前を泣かせる』と言った。僕ももらい泣きしそうでした」

 鮮やかな逆転劇だった。流れを呼び込んだのは17番パー3。ピンまで221ヤードを3Uでピン左80センチにピタリ。このバーディーパットを沈めて首位に並んだ。18番は先に宮本が同じラインからバーディーパットを打ったが、それをしっかりと参考にした。「思ったより切れたので、曲がりをボール半分多く読んだ。こんな混戦の中で優勝できてうれしい。和樹がキャディー初優勝なので分かち合いたい」と喜んだ。

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