星野陸也 通算6アンダー2位浮上 逆転賞金王へ「一番いいゴルフお見せする」

 「男子ゴルフ・日本シリーズJTカップ・第2日」(3日、東京よみうりCC=パー70)

 7位から出た賞金ランク4位の星野陸也(25)=興和=が1イーグル、4バーディー、2ボギーの66で回り、通算6アンダー2位へ浮上した。宮里優作が65をマークし、通算9アンダーで首位を堅持。賞金王争いを演じている金谷拓実は通算2アンダー13位、C・キム、木下稜介は通算1オーバー20位から巻き返しを狙う。

 ナイスリカバリーだった。東京よみうり名物の18番パー3。星野は第1打をグリーン左ラフに打ち込んだ。第2打のアプローチはピンまで25ヤードで、左足下がりの難しいライから高速グリーンに止めなくてはならない。このピンチに59度のウエッジでこん身のロブショットを放ち、手前1・5メートルに寄せた。

 このパーパットは惜しくも外したが、今季のツアー最難関パー3(この日の平均スコア3・667)で価値あるボギーをセーブ。首位に3打差2位で踏ん張った。「18番は完璧なロブを打ったので、欲を言えばパーを取りたかったけど、ダボの危険もあったので、ボギーでいいです」と自分を納得させるように話した。

 日本が誇る長距離砲。6番パー5では潜在力の高さを見せつけた。残り230ヤードの第2打を3番アイアンでグリーン手前まで運び、10ヤードをパターで沈めてイーグルを奪った。

 今季は3勝を挙げ賞金ランクはトップのC・キムに約2356万円差の4位。今大会で優勝(アマチュアの中島が優勝の場合は単独2位)なら無条件で逆転の賞金王が決まる。

 「後半戦は優勝するという気持ちでうまくいかなかったので、一番はいいゴルフをお見せするようにして、結果、優勝できればいい。残り2日は18番でパーを取りたいですね」。自然体で偉業を成し遂げる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス