安田祐香 逆転通過 圏外42位から20位 キンチョ~!姉妹タッグで乗り切った

 「女子ゴルフ・QTファイナルステージ・最終日」(3日、葛城GC宇刈C=パー72)

 ミレニアム世代の安田祐香(20)=NEC=が42位から出て5バーディー、2ボギーの69で回り、通算イーブンパーで20位に入り、上位30人程度と見込まれる来季前半戦の出場権を確保した。

 重圧を克服し、しっかり結果を出した。圏外の42位から出た最終日にようやく60台をマーク。20位で来季前半戦のフル出場権を手にした安田は「ギリギリのラインで来年の試合が決まる状況だったので、久しぶりにいい緊張感の中でプレーできた。しっかり集中できて良かった」と安どの表情を浮かべた。

 6番でボギーが先行したが、9番から3連続バーディー。10番は下り6メートル、11番も5メートルのスライスラインを沈めて流れに乗った。今週は三つ上の姉・美祐さんにキャディーを依頼。「緊張感もほぐれたし、一緒にラインとかも読んで戦えたので良かった」と姉妹タッグで来季の仕事場が懸かった大一番を乗り切った。

 昨年は首痛、今年も左腕痛などにより、複数試合で欠場を強いられた。シード落ちにも影響したことで「オフにすることが明確になった。まずは強い体をつくりたい」と食トレも並行した体力強化の必要性を痛感した。

 同じ滝川二高出身の古江彩佳だけでなく、西村優菜、吉田優利と同学年のライバルが続々とツアー優勝を飾っている。「同年代はすごく刺激をもらえる存在。今は結構、離されてしまっているけど、やるべきことをしっかりして、また追いつきたい」と力を込めた。アマ時代は世代の先頭を走っていた実力者が、充実したオフシーズンで22年の巻き返しに備える。

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