古江彩佳 アマプロ同一大会V 最終R中止で勝との3ホールPO制した「うれしい」

 「女子ゴルフ・富士通レディース・最終日」(17日、東急セブンハンドレッドC=パー72)

 最終ラウンドは降雨によるコースコンディション不良で午前10時45分に中止が決定。2日目まで通算12アンダーで首位に並んでいた古江彩佳(21)=富士通=と勝みなみ(23)=明治安田生命=のプレーオフのみが16、17、18番を使って行われ、1アンダーの古江が勝を下し、今季4勝目、通算5勝目を挙げた。競技は36ホールに短縮され、賞金ランキングへの加算は75%となる。渋野日向子(23)=サントリー=は2日目までの成績で3位だった。

 プレーオフの3ホール目の18番、古江は勝利を決める6メートルのパーパットを沈めると、右の拳を強く握った。アマチュアで優勝した19年から2年ぶり2度目の優勝。同一大会をアマとプロで制したのは宮里藍、畑岡奈紗に続き3人目の快挙となった。

 「アマチュアで優勝できたけど、プロで優勝できるとは思っていなかったので、2勝目はうれしいです」

 雨によるコースコンディション不良で最終日の中止が決定。首位に並んでいた古江と勝だけが3ホールを使うプレーオフを戦うことになった。「プレーオフは予想していたけど、3ホールというのに驚いた」と振り返ったが、プレーする時は冷静だった。

 16番をパーで分けた後の17番パー3でアドバンテージを奪った。178ヤードを5Wで打ち2メートルにピタリ。これを難なく沈めて、パーだった勝を引き離した。そして18番。3メートルのパーパットを残した勝より先にウイニングパットを決めた。

 「勝さんは入れてくると思ったので、ここで自分が決めないといけないと思った。自信?半々でしたね」

 優勝は昨年の大王製紙エリエール以来約11カ月ぶりで今年初。勝てなかった間は悩んだこともあったが、今年の全英女子オープンで20位に入ったことで自信を取り戻したという。

 「今週は強気でいこう、ミスしてもすぐに切り替えようと思って臨んだのがよかった。次の目標は次の1勝をすることです」。プラチナ世代の旗手が再び輝きを増し始めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス