稲見萌寧に銀メダル報奨金1千万円 ファンの寄付金も含まれ「一層重みを感じる」
「女子ゴルフ・日本女子オープン」(30日開幕、烏山城CC=パー71)
東京五輪銀メダリストの稲見萌寧(22)=都築電気=が28日、プロアマ戦後に行われた報奨金授与式に出席し、日本ゴルフ協会(JGA)から1000万円の目録と記念の銀皿などを受け取った。
東京五輪日本代表の公式ユニホーム姿で出席した稲見は「私の中では2カ月前にオリンピックがあって、もう過去のことのように感じていた。こうして表彰していただき、自分がメダル獲得を達成できたことが、これだけたくさんの人に喜んでいただけて、改めてうれしいなと思う」と語った。
報奨金1000万円の内訳はJGAと日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)がそれぞれ500万円を拠出。JGAの日本代表選手支援金500万円には、企業からの協賛金や一般のゴルフファンなど個人からの寄付金も含まれている。
稲見は「一般の方の寄付金が含まれているとは今、知りました。たくさんのゴルフをやっている方もやっていない方も応援してくださったということは本当にうれしい。より一層重みというか、重要さを普段よりも感じます」と表情を引き締めた。
「私もこれからプロを目指すジュニアやゴルフを知らない方々にも、ゴルフって楽しいんだよという、そういう影響力を与えられるような選手になれるように頑張りたい」と決意を新たにしていた。