原英莉花 猛チャージ66、一気に2位浮上 大逆転21年初Vへ「今季一番いい」

 「女子ゴルフ・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン・第2日」(25日、利府GC=パー72)

 16位から出たツアー通算3勝の原英莉花(22)=日本通運=が8バーディー、2ボギーの66をマークし、通算8アンダーで2位に浮上した。最終日は首位と5打差から逆転での今年初優勝を目指す。2週連続Vが懸かる西村優菜が13アンダーまで伸ばし、単独首位を維持。7アンダーの3位には浅井咲希とペ・ヒギョン(韓国)が並ぶ。渋野日向子は古江彩佳、柏原明日架らとともに6アンダーの5位につけている。

 お気に入りのベージュのウエアに身を包んだ原英が、久々に優勝戦線に顔を出してきた。好調のアイアンショットを武器に8バーディーを量産し、16位から一気に2位まで浮上。「昨日からピン方向に飛んでくれているので、自信を持って打てているのが結果につながっている。今季の中では一番いい」と笑顔で手応えを口にした。

 前半アウトで4バーディー、1ボギーと3つ伸ばした。後半インは12番でボギーをたたいたが、14番から怒濤(どとう)の4連続バーディーでギャラリーを沸かせた。2・5メートル、4メートル、8メートル、3メートルが次々とカップに吸い込まれた。

 予選落ちに終わった8月の全英オープンから帰国後は精彩を欠いていた。日本女子プロ選手権は決勝ラウンドに進めず、33位だった前週の試合後にスイングの再現性を高めるため、広くなっていたアドレスのスタンスを修正した。少し狭くしたことによって「出球がそろうようになってきた」と効果を実感する。

 最終日最終組は優勝した昨年のツアー選手権リコー杯以来。通算4勝目へ5打差で首位を走る西村を追いかけるが「今の調子ならしっかりピンを狙ったショットも打てる」と自信をのぞかせる。

 今大会前には宮城県立こども病院に入院する児童たちとオンラインで交流。激励メッセージ入りの手作りの横断幕を見せられ感激した。「いろんな意味でパワーをもらった。楽しく、優勝目指して頑張りたい」。猛チャージで子どもたちに今年初勝利を届ける。

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