渋野日向子 68で2打差6位発進 17、18番連続バーディー締め「うれしい」

 「女子ゴルフ・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン・第1日」(24日、利府GC=パー72)

 渋野日向子(22)=サントリー=が4バーディー、ノーボギーの4アンダー68で回り、首位と2打差の6位と好スタートを切った。2週連続優勝が懸かる西村優菜(21)=スターツ=が66をマークし、自身初の単独首位発進。1打差2位に植竹希望、古江彩佳、篠原まりあ、前回19年大会覇者の柏原明日架の4人がつけている。さらに1打差の6位に渋野と大里桃子が続き、3アンダーの8位には安田祐香、勝みなみ、鈴木愛ら8人が並んでいる。

 納得のゴルフだった。ボギーをたたかず、我慢してパーを重ねた。そして17、18番の連続バーディー締めで68をマーク。渋野は「朝から風が強い中でノーボギーで回れたことがすごくうれしい」とうなずいた。「ショットは若干乱れている中でもちゃんとパーセーブできた」と手応えを口にした。

 前半アウトは1番で1・5メートルにつけてバーディー発進。5番も3メートルを沈めて伸ばした。後半インはパーが続いたが、17番で4メートルを真ん中から入れ、18番も1メートル強のバーディーパットを決め、2日目以降につなげた。

 前週は今年自己最高の4位と復調気配で今大会を迎えた。「ショットは良くもなく、悪くもない感じの中、パーオンしなかった中で拾えている。先週からいい流れできている」と自己分析。8、9番はパーオンに失敗。ともにグリーン手前のラフから8番は70センチに寄せ、9番は1・5メートルを沈めてきっちりパーをセーブした。

 海外遠征中にさまざまな長さのラフからアプローチを徹底練習した成果が出ている。また、前週初日に同組で回った稲見萌寧のコースマネジメントも参考になった。「危なげないゴルフ。すごく勉強になりました」と、1学年後輩の銀メダリストの長所を素直に見習っている。

 好位置で初日を終えたが、渋野は「最近は2日目でたたくことが多い。そこも意識して、落とさないように気をつけたい」と警戒する。「今日のように目の前の一打にしっかり集中して、最後までできたら」。欲張ることなく、11月末からの来季米ツアー最終予選会(Qスクール)突破に向けて現在取り組んでいるゴルフで上位進出を目指す。

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