星野陸也が五輪確定、石川予選落ちで日本勢2位死守 3度目メジャー挑戦で初の予選通過

 8番でティーショットを放つ星野陸也。通算1オーバーで21位(共同)
 通算1オーバーでホールアウトした(共同)
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 「米男子ゴルフ・全米オープン選手権・第2日」(18日、トーリーパインズGC=パー71)

 星野陸也(25)=フリー=は74と伸ばせず、通算1オーバーで日本勢最上位の21位。石川遼(29)=CASIO=が通算11オーバーで予選落ちしたため、星野の東京五輪日本代表入りが確定した。松山英樹(29)=LEXUS=は2バーディー、3ボギー、2ダブルボギーの76と崩れ、通算3オーバーの41位で首位とは8打差。浅地洋佑は通算9オーバーで予選落ちした。首位は通算5アンダーでラッセル・ヘンリー(米国)とリチャード・ブランド(英国)が並んだ。

 星野が「ずっと気になっている」と話していた東京五輪の代表入りを確実にした。男子は今大会後の世界ランクで原則的に各国・地域から2人ずつが五輪出場権を獲得するが、最新の世界ランクは松山の15位に続く日本勢2番手の78位。わずかに逆転の可能性を残していた145位の石川と336位の浅地が予選落ちしたため、今大会後のランクで抜かれることがなくなった。

 5月の全米プロ選手権で予選落ちしたが帰国せず、今大会のカリフォルニア州予選に挑戦して本戦出場権をもぎ取った。3度目のメジャー挑戦で予選通過は初めて。「ショットはいい。自分を信じてプレーした」と表情を緩めた。

 前日から残した4ホールは好調なショットを生かし2バーディー。続く第2ラウンドも2番でダブルボギーをたたいたものの、3バーディーで挽回した。一時は3アンダーで首位に迫った。ただ、後半9ホールで5ボギーをたたき、4つ落とした。「急にショットがぶれた。風の計算が合わず、苦しい展開だった」。早朝から22ホールの1日を終え「疲れすぎて、頭が回っていない。ははは」と笑顔いっぱいだった。

 予選落ちした全米プロ選手権の苦い経験をしっかり生かし「自信になった」と語る。186センチの長身に恵まれた日本の飛ばし屋は「まだまだ上位を目指せるチャンスはある」と意気盛ん。約1カ月に迫った大舞台にもつなげていく。

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