古江彩佳、逆転五輪望み最終日に稲見と“直接対決”へ 雨で集中欠きスコア伸ばし切れず

 「女子ゴルフ・ニチレイ・レディース・第2日」(19日、袖ケ浦CC新袖C=パー72)

 37位から出た古江彩佳(21)=富士通=は5バーディー、3ボギーの70で回り、通算2アンダーで27位に順位を上げた。59位から出た稲見萌寧(21)=都築電気=も2アンダーに伸ばし、27位まで浮上。東京五輪代表の座を争う両者が最終日は同組でラウンドする。通算8アンダーの森田遥と全美貞がトップ。1打差3位に穴井詩、さらに1打差の4位に河本結と田辺ひかりが続いている。

 最終日は“直接対決”が実現する。古江は「うまい選手ですし、プレーをしっかり見られるのもうれしい」と稲見との同組を大歓迎。一方で注目の五輪代表争いについては「相手は相手、自分は自分と考えて集中だけできたらいい」と目の前の一打一打に集中し、結果につなげていく姿勢を改めて強調した。

 出だしから2連続バーディーの好発進。計5バーディーを奪いながら、スコアを伸ばし切れなかった。5番、7番はパーオンに失敗し、奥からのアプローチを寄せられずボギー。第1打を左に曲げた12番も第3打がオーバーし、パーを拾えなかった。

 「昨日よりはティーショットが良かったので、バーディーの数も多かった」とうなずいたが、雨中のラウンドで反省もあった。「何回か集中し切れなかったところがあった。フェアウエーに置けているのに、雨でリズムが速くなってミスして、パーオンできずにボギーが多かった」と振り返った。

 今大会で稲見が3位以内に入れば、古江は次週を待たずに代表入りが消滅する可能性がある。逆に6打差から逆転優勝し、稲見が3位以下の場合は古江が五輪代表圏内に再浮上する。追いかける立場としては、今大会の順位は稲見を上回りたいところだ。

 「まずはティーショットで集中してフェアウエーに置くことを意識し、そこからの集中力も高めていきたい」。稲見が優勝しても、古江が2位なら望みをつなぐことができる。何が何でも食らい付く。ライバルの目の前で代表争いの“終戦”を迎えるわけにはいかない。

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