古江彩佳 37位出遅れスタート…逆転五輪へ「集中」繰り返す

 1番、ティーショットを放つ古江彩佳(撮影・開出牧)
第2日、11番で第2打でバーディーが決まらず渋い表情の古江彩佳=千葉・袖ヶ浦CC新袖C
第2日、12番でティーショットを放つ古江彩佳=千葉・袖ヶ浦CC新袖C
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 「女子ゴルフ・ニチレイ・レディース・第1日」(18日、袖ケ浦CC新袖C=パー72)

 東京五輪代表の座を争う古江彩佳(21)=富士通=と稲見萌寧(21)=都築電気=は、ともにスタートダッシュを決められなかった。古江は5バーディー、3ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー72で37位。稲見も1オーバー73で56位と出遅れた。5アンダー67をマークした田辺ひかりと全美貞がトップ。1打差3位に森田遥と野沢真央が並び、さらに1打差の5位に上田桃子、河本結、アマチュアの中沢瑠来(埼玉栄高3年)ら7人が続いている。

 最大の武器が精度を欠き、苦戦を強いられた。古江は5バーディーを奪いながら、3ボギー、1ダブルボギーと出入りが激しく、スコアを伸ばせなかった。「ドライバーのブレがちょっと多かった。グリーンに乗せるのに苦しんだ一日」と振り返った。

 1番パー5で2メートル強を沈めてバーディー発進。しかし、3番パー4でティーショットを左の林に曲げた。ライが悪く、木の根っこも気になり、1打で出せなかった。「手首が怖くて緩んでしまった。ちょっとしんどかった」と痛恨のダブルボギーとした。

 東京五輪代表争いは世界ランク28位で日本勢3番手の古江が、24位で2番手の稲見を追いかける立場。今大会で稲見が3位以内に入れば、次週を待たずに“終戦”を迎える可能性もある。古江にとって、今大会での上位進出は必須条件となっている。

 第2日は首位と5打差の37位から一気浮上を狙う。「集中して、ショットに意識しながらやっていけば、結果がついてくると信じてやりたい。ショットに集中して、3日間残れるように頑張りたい」。五輪代表切符についても「それを頑張るには今、目の前のことに集中するのが一番」と「集中」の二文字を繰り返した。

 「パットの感じは良かった。その分、バーディーも多かったのでそこはすごく助かった」と巻き返しへ前向きな材料もある。「今からしっかり練習して、調整したい」と会見後はドライバーショットの修正に励んだ。可能性がある限り、上位進出へ食らい付いていく。

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