松山英樹2打差5位発進 メジャー2勝目へ視界良し!18番暗くてもきっちりパー締め

 9番でラフからショットを放つ松山英樹。2アンダーで暫定5位(共同)
 3番でバーディーを決め、拍手に応える。右はブライソン・デシャンボー(共同)
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 「米男子ゴルフ・全米オープン選手権・第1日」(17日、トーリーパインズGC=パー71)

 4月のマスターズに続くメジャー2勝目を目指す松山英樹(29)=LEXUS=は3バーディー、1ボギーの69で2アンダー。首位に2打差の暫定5位と好発進した。霧で1時間30分開始時間が遅れたため、日没で36選手がプレーを終えられなかった。4アンダーの暫定トップはラッセル・ヘンリー(米国)ら2人。東京五輪の日本代表入りが濃厚な星野陸也(25)は14ホールを終えてイーブン。浅地洋佑(28)は5オーバー、石川遼(29)=カシオ=は6オーバーで終えた。

 日没による順延のホーンが鳴ったのは松山の最終18番プレー中だった。すでに周辺は暗くなり、ボールが見づらくなってきていた。しかし、1ホールを翌日に残すのと第2日を真っさらな状態で迎えるのとでは気持ちの持ち方は大きく異なる。「最後、終われてよかった」と漏らした言葉には実感がこもっていた。

 マスターズ後は一時帰国したこともあり、調整がうまく進まなかった。米国に戻っての3戦も本領を発揮できず。だが、この日はマスターズの勝因になった笑顔でのラウンドを思い出し、表情豊かにプレー。3番パー3でピン右横2メートルにつけバーディーを先行させた。10番は3メートルに寄せ、11番は15メートルを沈めて連続で。暗がりでの18番はドライバーショットを左バンカーに曲げたが、無難にパーをセーブした。

 「悪くない。いいプレーができた。パットが途中からよくなった。自信を持って打てた」と振り返った松山。同組で回った昨年大会の優勝者で全米きっての飛ばし屋、ブライソン・デシャンボー(米国)がど派手なドライバーショットでギャラリーを騒がせても全く動じない。「別に気にならない。人が多くなればそんなことは当たり前」と淡々とやり過ごした。

 第2日は午前スタートだが、もし1ホール残していたら、予定より早く準備に入らなければならなかった。ホールアウトできたおかげで、そんな心配もしなくていい。初日の収穫を問われると「成績が良かったというのが一番」。メジャー2勝目へ、松山がまずは無難な立ち上がりを見せた。

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