宮里藍さん 全米OP優勝した笹生にエール「次は世界ランク1位を」

 「女子ゴルフ・宮里藍サントリー・レディース」(10日開幕、兵庫・六甲国際GC=パー72)

 女子ゴルフの宮里藍サントリー・レディースは10日から4日間、神戸市の六甲国際GC(6517ヤード、パー72)を舞台に無観客で開催される。2018年から大会アンバサダーを務める宮里藍さん(35)が開幕前日の9日、公式会見を行い、笹生優花(19)の史上最年少での全米女子オープン制覇を称賛した。次は自身に続く日本勢2人目となる世界ランキング1位に期待を込めた。

 あの舞台に憧れ、頂点を目指して戦った経験があるからこそ価値の大きさが分かる。自身は現役時代に11度挑戦して3度のトップ10入りを果たしたが、夢には届かなかった。宮里さんは、笹生の19歳351日での全米女子オープン優勝を「すごい快挙だと思います」と心から称えた。

 その笹生は今大会から巣立った選手の一人だ。アマチュア時代に15年から5年連続で出場し、17、19年とベストアマを獲得。「最後の方は優勝争いに加わってくるような選手で、将来が楽しみだと思って見ていた」と振り返った。

 「2年たって、メジャーチャンピオンになった。そこは彼女のポテンシャルのすごさ」と感嘆。「今後はどう進化して、成長していくのか非常に楽しみ。次は世界ランク1位を目指してほしい」とエールを送った。

 また「渋野選手の全英の優勝がすごく大きかった」と2年前を思い起こす。「壁を打ち破った人がいると、こういうふうに後に続く選手は出てくるんだなと感じています」。今回の全米女子オープンは予選落ちしたが、19年全英女子オープン優勝で流れをつくった渋野日向子の功績を再評価した。

 海外メジャー制覇はできなかった宮里さんだが、10年6月21日付で日本人初の世界ランキング1位に輝いた。「コンスタントにいいプレーをしながら、勝ちを積み重ねていかないといけない。すごく難しいけど、今はそこに近い選手がたくさんいる。そう遠くない未来に達成すると思う」。渋野や笹生とプレーオフを戦った畑岡奈紗らも含めた、日本勢のさらなる躍進に大いに期待していた。

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