「女子ゴルフ・富士フイルム・スタジオアリス女子オープン・最終日」（１１日、花屋敷ＧＣよかわコース＝パー７２）

　サスペンデッドになった第２ラウンドの残りと最終ラウンドを行い、最終ラウンドをともに首位から出た稲見萌寧（２１）＝都築電気＝と小祝さくら（２２）＝ニトリ＝が通算５アンダーでトップに並び、１８番パー４を使ったプレーオフに突入。２ホール目でバーディーを奪った稲見が小祝を下し、前週のヤマハレディースに続く２週連続優勝を果たした。稲見は２０２０－２１シーズン４勝目で通算５勝目。小祝が２位。比嘉真美子、キム・ハヌル、ペ・ソンウが３位に並んだ。

　うっすらと目に涙を浮かべて応じたインタビュー。「得意なホールなので頑張ろうと思っていた。さくらさんとのプレーオフなので、楽しいプレーオフになるなと思っていました。２週連続優勝になるのがいちばんうれしいです」と話し、「１番の目標はメジャー優勝。そこに向かって実力を付けていきたい」と誓った。

　プレーオフ１ホール目はともにパー。迎えた２ホール目。第２打で明暗が分かれた。小祝は右のバンカーに入れた。稲見はグリーンに乗せた。第３打は小祝はバンカーショットでグリーンを捉えたが、稲見は難しいバーディーパットを入れて優勝を決めた。右手を突き上げて喜びを表現した。

　稲見は１５番から３連続バーディーで、１打差単独トップに立って迎えた最終ホールはボギー。小祝がパーセーブし、通算５アンダーで並び、プレーオフに突入していた。