梶谷オーガスタ女子アマV 滝川二監督が渡米前に予感「パターさえ合えば」

優勝トロフィーを掲げる梶谷翼(UPI=共同)
オーガスタ・ナショナル女子アマ選手権で米国選手(後方)とのプレーオフを制し、初優勝を果たした梶谷翼=オーガスタ・ナショナルGC(USAトゥデー・ロイター=共同)
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 「女子ゴルフ・オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権・最終日」(3日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 梶谷翼(17)=滝川二高3年=が米国選手とのプレーオフを1ホール目で制し、初優勝を飾った。

 梶谷が在籍する滝川二高ゴルフ部の角谷真吾監督が大舞台での教え子の優勝を喜んだ。OGの安田祐香が19年の第1回大会で3位に入ったが「それを超える優勝という快挙を成し遂げてくれました。今までいろんな経験をしていますが、在学中のことなので本当にうれしいです」と声を弾ませた。

 昨年は大会出場が決まっていながら、新型コロナウイルスの影響で中止になった。「その時にすごくショックを受けていたのを覚えています。ようやく2年越しで大会に出られるということで、二人で喜んでいました」と振り返る。

 決勝ラウンドに進めば、男子メジャーのマスターズ・トーナメントと同じ舞台、オーガスタ・ナショナルGCでプレーできる。安田も「オーガスタは良かった」と言っていたことから「最終日まで行って、オーガスタを楽しんでおいで」と言って送り出した。

 予感はあった。渡米前日まで梶谷はゴルフ部主将として、全国高校選手権春季大会を戦っていた。1打差で優勝こそ逃したが、ショットが絶好調で「パターさえ合えば、すごいゴルフをするんだろうなと思っていた」という。コロナ禍で試合がなかったため、モチベーションの低下を心配していたが全国大会V逸で「ようやく闘争心に火がついて、戦う準備ができてきた」と感じていた。

 安田、古江彩佳、堀琴音ら多くのプロを輩出してきたが、梶谷の潜在能力は「今までに見たことがないものを持っている」と評する。今後については「残されたアマチュア生活の中でもう一度、自分を見つめ直し、人間的に成長するところを見せてほしい。まだまだ成長する余地はいっぱいあると思いますので」と17歳の偉業を祝福すると同時にエールを送った。

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