高木優奈が3位浮上 黄金世代10人目の優勝へチャンス

 「女子ゴルフ・ヤマハレディース葛城・第3日」(3日、葛城GC山名C=パー72)

 7位から出た黄金世代の高木優奈(22)=グランフィールズCC=が1イーグル、4バーディー、3ボギーの69で回り、通算7アンダーで比嘉真美子、鶴岡果恋と並び3位へ浮上した。

 黄金世代10人目の優勝に照準を絞った。5番パー5の3打目は15ヤードのアプローチ。高木は58度のウエッジでチップインイーグルを奪い波に乗った。8番3メートル、9番1メートルを入れて連続バーディー。10、15番も3メートルを沈めてスコアを伸ばした。

 「昨日(68)今日と自分的には満足いくゴルフができた。今日についてはパットがよかったと思う」

 今週練習日にパットコーチの橋本真和氏のアドバイスを受けてフィーリングが向上。「アッパーブローに打っていたのをダウンブローに打つ感じに変えた。だいぶ転がりがよくなりました」と手応えを口にした。

 小学生時代は器械体操をしていたが、11歳の時に左手を痛めてゴルフに転向した。現在は三觜喜一コーチの門下生として腕を磨いている。まだプロテストを通っておらず、今週はQT資格による出場で、最終日に逆転優勝すれば即JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)会員になれる資格を得る。

 「優勝で(会員に)なれるのが一番いい。優勝するためにオフに練習してきた。難しいことは分かっているけど、明日はひとつの経験と思って頑張りたい」。新たな“シンデレラストーリー”が生まれるかもしれない。

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