金谷拓実が東京五輪出場を熱望 出場条件“世界ランク上位2人”逆転出場目指す
米男子ゴルフのソニー・オープンが14日(日本時間15日)、米ハワイ州ホノルルで開幕する。出場する金谷拓実(22)=東北福祉大4年=が12日(同13日)、会場のワイアラエCCでリモート記者会見した。世界アマランク1位から2020年10月にプロ転向し、11月にプロ初勝利(日本ツアー通算2勝目)を挙げた金谷は改めて東京五輪出場を熱望した。日本人選手はほかに松山英樹、石川遼、小平智、香妻陣一朗、木下稜介が出場する。
約15分の会見中、金谷は2度もはっきりと意欲を示した。「東京五輪は今年の大きな目標。それまで一つひとつが大事になってくる。どの大会も優勝を目指したい」
東京五輪の男子代表は、6月21日時点の世界ランキングで決まり、各国上位2人(15位以内なら4人まで)。日本では現在21位の松山英樹が1番手として当確で、注目は2番手争いだ。金谷は現在、今平周吾、石川、星野陸也に続く5番手だが、プロ転向直後から好成績を挙げ続け、今後5カ月あまりで2番手滑り込みも十分可能。2週後から欧州ツアー2大会に推薦出場が決まり、試合に恵まれていることも追い風だ。
そのためにも2021年初戦となる今大会は大きな意味を持つ。アマチュアだった2年前は予選落ちしたが「試合を重ねるにつれて自信を持ってプレーできるようになった。この2年の間にメジャー大会3度など、いろんな経験もした」。大会前のツアー公式サイトでは優勝候補15位に挙げられている。
ハワイのコースは日本や米本土よりも木の枝が大きく横に張り出しているのが特徴で、ショットの正確さが要求される。「風が強くて芝も日本では経験できないような質。ティーショットが難しいが、丁寧に打てばチャンスが増えてくる」と攻略法を思い描いた。