「女子ゴルフ・全米女子オープン・最終日」（１４日、チャンピオンズＧＣ＝パー７１）

　昨年のＡＩＧ全英女子オープンに続く日本人初のメジャー２勝目を目指す渋野日向子（２２）＝サントリー＝は、５番パー５でトラブルに見舞われた。

　２位に１打差の首位からスタートし、１番はパーセーブしたものの２番で第１打が左にそれて木の手前のラフに打ち込みボギーで通算３アンダーとした。しかし、３、４番でパーセーブした。

　５番のティーショットはフェアウェイをキープ。第２打をきざみ約８０ヤードの３打目はミスショットでグリーンをオーバー。険しい表情を見せたものの４打目で見事なリカバリー、パーパットも沈め３アンダーを守った。キム・イェリム（韓国）が３アンダーで通算２アンダーで猛追する中で最終日の序盤で首位を守っている。

　最終日にトップで臨む日本勢は１９８７年大会の岡本綾子以来。１３日に予定されていた最終ラウンドは悪天候のため、３時間以上中断した後に順延が決定。「目の前の一打に集中して、私らしいゴルフが１８ホールできればいい」と語っていた。

　渋野は今季、６月の日本ツアー開幕戦、アース・モンダミンカップで予選落ち。８月からの海外遠征もスコットランド・オープン、ＡＩＧ全英女子オープンと２試合連続で予選落ち。１０月の全米女子プロ選手権も５８位だった。国内ツアーでは１１月の大王製紙エリエール・レディースで５位、ツアー選手権リコー杯では３位に入り、本来の調子を取り戻して今大会を迎えていた。