笹生優花見えた!史上最速の生涯獲得賞金1億円 逆転3勝目なら13試合で達成へ

 17番、ティーショットを打つ笹生優花(撮影・山口登)
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 「女子ゴルフ・大王製紙エリエール・レディース・第3日」(21日、エリエールGC松山=パー71)

 首位スタートの笹生優花(19)=ICTSI=が5バーディー、1ボギーの67で回り通算11アンダー、首位とは2打差の2位と好位置をキープ。逆転優勝を果たせば史上最速での生涯獲得賞金1億円突破となる。

 大きな記録が見えてきた。笹生がしっかりとスコアを伸ばして、トップとは2打差で最終日を迎える。

 前半は1バーディーのみと静かだったが、11番パー5でティーショットを左へOBしながらボギーでしのぐと、続く12番は5メートル、難しいラインのバーディーパットを「OBしたから神様がプレゼントをくれた」と沈めてバウンスバック。

 続く13番は2打目を1メートルにピタリとつけるなど、4連続バーディーで大きく前進した。

 逆転で3勝目を手にすることになれば、今季の賞金は1億円を突破。13試合目での生涯獲得賞金1億円突破は申ジエの15試合を抜いて史上最速となる。

 ルーキーとして各地を転戦することは、新鮮なはずだったが、新型コロナウイルスが笹生の足取りを重くする。松山・道後温泉も「行ってみたいけど試合中だしコロナも気になる」。

 12月の全米女子オープンの出場権も手にしているが、これからさらに感染が拡大すると「日本に戻ってきたときの、空港が怖い」と、検疫や隔離への警戒心から、出場するとは断言できない。

 感染対策をしつつの食事が数少ない楽しみだ。愛媛名物のじゃこ天も「初めての味。おいしかった」と笑顔を見せた。

 いずれにせよ国内は今大会を含め、あと2戦。「(首位の)古江さんは曲がらないし、パットもうまい」と、逆転Vが簡単でないことを感じつつも「最後まで楽しめたら」と笹生らしく、ルーキーイヤーを駆け抜ける。

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