浅井咲希 一気に24人抜きで単独首位浮上 前週のプレーオフ2位の雪辱へ

 「女子ゴルフ・富士通レディース・第2日」(17日、東急セブンハンドレッドC=パー72)

 25位から出た黄金世代の浅井咲希(22)=小杉CC=が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算5アンダーで単独首位に浮上した。前週のスタンレー・レディースではプレーオフで敗れたが、今週こそ逃げ切りを決めて通算2勝目を奪う。4番でホールインワンを達成した申ジエ(韓国)が通算4アンダーで2位。2週連続優勝がかかる稲見萌寧は2アンダー4位から逆転を目指す。

 前週の雪辱チャンスを自分の手で築いた。冷たい雨と風。アンダーパーがわずか8人という悪条件の中、この日のベストスコア5アンダー67をマーク。一気に24人を抜いて単独首位に浮上した。

 寒さ対策としてインナーウエアを多めに着用し、2個の携帯用カイロをポケットに入れてのラウンド。気合を入れ直したのは15番だった。5メートルから3パットで唯一のボギーをたたき「あそこでスイッチが入った。次のホールは絶対バーディーを取ろうと思った」とギアチェンジした。

 続く16番は残り60ヤードの第3打を3メートルにつけてバウンスバックに成功。勢いに乗り、17番も第1打をピン手前2・5メートルに乗せて連続バーディーを奪った。「すごく寒くて後半は手の感覚がないままゴルフをしていた。16、17番連続バーディーで上がれてよかったです」と笑顔で振り返った。

 先週は最終日18番で入れば優勝という5メートルのバーディーパットを決め切れずにプレーオフ負けを喫したが、その悔しさを糧にした。「あれで自分の苦手な距離が分かったので(今週へ向け)4メートルくらいを徹底的に練習した」。この日の16、17番で早速結果を出した。

 今季は前週の稲見をはじめ、原英、永峰、小祝と通算2勝目を挙げる選手が続出している。19年CATレディース以来の2勝目に対する周囲の期待は大きいが「まさかこんなにいい位置で最終日を迎えられるとは思っていなかった。優勝は意識せず、明日もアンダーパーを目指すだけ」。気負わず先週の“忘れ物”を取りにいく

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