プロ7年目未勝利の新海美優がトップ発進 8番池ポチャも9m沈めパー

 「女子ゴルフ・スタンレー・レディース・第1日」(9日、東名CC=パー72)

 プロ7年目で未勝利の新海美優(24)=城島高原GC=が3バーディー、2ボギーの1アンダー71で回り、浅井咲希、新垣比菜、宮田成華、山下美夢有、浜田茉優、イ・ナリと並んで首位に立った。首位タイに7人は1991年東海クラシック雪印レディースの8人に次ぐ多さとなった。

 強い風雨の中、新海が耐えるゴルフに徹した。1アンダー71でまとめて、18年ワールド・サロンパス・カップ第1日以来となる首位発進。「今日はスタートからパー74くらいの気持ちでいこうと思っていた。上出来です」と達成感に浸った。

 19年はショットの不調で出場24試合中予選落ちが17回、棄権が2回。スランプ脱出を期し、コロナ禍で長くなったオフにはショットを中心に練習を積んだ。この日はインから出て17番で第2打を3メートルにつけてスコアを伸ばし、2番、7番も第2打をピンそばに乗せてバーディー。練習の成果を発揮した。

 粘りも見せた。8番パー5で第2打が前方の木に当たって池へ。1罰打を加えた4打目でグリーンを捉え、9メートルのパットを放り込んでパーをセーブ。「あれは本当にラッキーパーでした」と笑顔で振り返った。

 残り2日間も台風14号の影響で悪天候が予想されるが、表情は決して暗くはない。「バーディーがたくさん出る試合にはついていけないので、耐えるゴルフの方がチャンスがある。こういう条件だとミスは出る。その後でいかに冷静にプレーできるかが大事ですね」。悪条件を味方につけて初の頂点を目指す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス