ジャンボ尾崎 初の年間試合出場ゼロ「おそらく出ない」トーナメント撤退も示唆

 日本男子ゴルフツアー最多の94勝を誇る尾崎将司(73)は15日、11月に開催予定のダンロップフェニックス(宮崎・フェニックスCC)について「おそらく出ない」と語り、1970年のデビューからプロ51年目で初めて、試合出場がない年になる見込みを明かした。20年2月の時点で中日クラウンズやダンロップフェニックスなど最低3試合のレギュラーツアー出場を目指していた。

 尾崎はこの日、大会アンバサダーを務める「ISPS HANDA 医療従事者応援 ジャンボ尾崎記念チャリティートーナメント」(千葉県市原市・GOLF5カントリーオークビレッヂ)の最終日に来場。残り試合で唯一出場を予定していた11月のダンロップフェニックスについて「おそらく出ない」と欠場を明言した。20年は中日クラウンズなど最低3試合の出場を目指していたが、これで1970年のプロ転向後、初めて試合出場がない年となることが確定した。

 自身の現状について「体調はあまり良くない。運動不足というか、今はトレーニングや練習への意欲が湧かない」と新型コロナウイルスの影響で試合がなかった5月以降は練習でボールを打っておらず、さらに「自慢じゃないが、今年は1ラウンドも回ってない」と告白。出場予定だった今大会も背筋痛を理由に欠場を申し出ていた。

 19年は7試合に出場し途中棄権が5度。近年は原英莉花、笹生優花ら後進の育成に力を入れている。永久シード権を持つ21年以降の試合出場には「来年といっても…いくつになる?74歳?どうかなあ、やろうとする気がどんどんうせてくる。様子を見ながらかな」と明言こそ避けたが、トーナメントから撤退する可能性も示唆した。

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