“女タイガー”笹生優花がスーパーショット披露 逆転Vへ首位と2打差で最終日へ
「女子ゴルフ・日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯・第3日」(12日、JFE瀬戸内海GC=パー72)
笹生優花(19)=ICTSI=が『女タイガー』の異名を裏付けるスーパーショットを披露した。
中盤は、惜しいバーディーパットが続き、なんとか2バーディー、ノーボギーで迎えた18番パー5だ。
510ヤード。フェアウエー右には、深いポットバンカーが口を開け、左サイドはグリーンまで続く湖だ。
笹生の飛距離なら、一打目を刻んでの3オンも楽々可能だが「調子が良かったから」とドライバーを手にした。
結果は、ポットバンカーの先、湖も関係なしのフェアウエーど真ん中だ。続いての2打目もカップをオーバー、奥のカラーに止まる強烈な一打。上からパターで寄せてのバーディーフィニッシュとなった。
途中、何度カップを蹴られても「ゴルフをしてる時点で幸せ。子供のころは一日中、ゴルフだけをしていたかった」という、根っからのゴルフ好き。
楽しんだ末のご褒美が、18番の強烈なバーディーとなった。首位と2打差のV圏内。規格外のプレーは、逆転優勝を十分、予感させる。